こんにちは、もんふじです。

 

大型店舗等に顧客を奪われる地元商店街が象徴するように、
衰退の一途をたどる地方経済ですが、
そんな中で、希望を感じさせる記事を見つけたのでご紹介します。

 

記事全文:福井県鯖江市で開催される「RENEW」は、ものづくりを見て、知って、体感するイベントだ。
http://tabi-labo.com/278059/renew

 

要約すると、地場産業の現場を体験できるイベントをやるよー、ということなのですが、
僕が注目したいのはこのイベントの開催地である鯖江市の姿勢です。

 

この記事にあるように、地場産業を売りにした体験型イベントは、
実は探してみると全国のいろんな地域で開催されています。

しかしこの事例に限らず、鯖江市は「物」だけに頼らない、
そこに付加価値を付け加えていくというスタイルを昔から模索し続けています。

 

例えば、「オープンデータ」という言葉をあなたはご存知でしょうか?

 

オープンデータとは、公共が管理している二次利用が可能なデータを
一般に公開することです。

データを公開することで、行政の透明性が向上し信頼の獲得につながるとともに、
それらのデータを民間企業や個人が活用することで、
独自のサービスを提供するといった新ビジネスの創出や企業活動の効率化が図られ、
国全体の経済活性化が望める、というものです。

 

鯖江市はこのオープンデータの利活用についてかなり早い段階から注目しており、
「データシティ鯖江」というスローガンのもと、
市のホームページで様々なデータを公開しています。

 

全国の地方産業が衰退の一途をたどっている主な原因は何か?

 

それは上記の記事でも触れられているように、
「環境の変化に対する柔軟性」が欠けていることです。

 

具体的に言えば、
まだまだ「物」だけを売っていればそれでいいという考え方から脱却できていません。

 

一方で鯖江市は、市も市民も新しいものを柔軟に取り入れていく姿勢があります。

 

このイベントやオープンデータ関連の事業によって、
鯖江市からどれだけの付加価値が提供されるでしょうか?

 

物だけを売っている場合と比べて、
その社会への貢献度は比べるまでもない程に大きいはずです。

 

人口にして約70,000人程の、
市としてもさほど大きくはない地域がこれだけの価値提供を実現しているのです。

 

価値を創り出すという視点に立ってその方向に努力を続ければ、
規模の力が弱い組織でも競争力をつけられるという良い事例だと思います。

 

また、これは個人にもあてはまることだといえます。

 

自分が生み出せる付加価値は何か?

いつも考えていきたいですね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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