こんにちは、もんふじです。

 

ようやく静岡に帰ってきました。

新潟が居心地よすぎてついつい長居しちゃいました。

 

新潟はもう朝はストーブつけてもいいくらい寒いんですが、
静岡に戻ったらまだ暑く、日中はエアコンをつけています。

季節が逆戻りしたみたいで何だか不思議な気分です。

 

さて、新潟に滞在していた間、
新潟県では県知事選挙が行われていました。

 

結果は、自民党の支援を受けており
当初から出馬の意向を固めていた現長岡市長の森民夫氏を、
急遽出馬表明した医師で弁護士でもある米山隆一氏が打ち破るという大逆転。

 

事前の調査においても2人の推定得票数には大きな差がなかっただけに、
久しぶりに見ていてドキドキした選挙でした。

 

さて、彼らの政策論等については、
個々人の考え方によって評価が分かれるところですので触れませんが、

 

今回は僕が選挙の度に感じることについてお話ししたいと思います。

何でネット投票やらないんだろう?

現在日本で行われている選挙って、
どういう風に行われているかあなたはご存知でしょうか?

 

さぞかし高度な技術を駆使して
公平中立な選挙を実現していると思っているんじゃないでしょうか?

 

実態はこうです。

 

7:00
鍵のかかっていない投票箱を一番最初に投票所に来た投票者に目視してもらい、
空箱であることを確認してもらう。ここから投票開始。

7:00~20:00
選挙のスタッフは来場者がまだ投票していない選挙人(投票する人)であることを
紙媒体の選挙人名簿で確認した上で紙媒体の投票用紙を渡し、
選挙人は投票したい候補者名や政党名を鉛筆で投票用紙に記入し、投票箱に入れる。

20:0021:00
各投票所を閉鎖。
同時に各投票所は名簿上の来場者数と交付した投票用紙の枚数が一致することを確認し、
選挙管理委員会本部へその情報を送信する。
また、投票箱を本部へ持っていく。
本部に集合した投票箱は、全て開票所に並べられる。

21:00~
投票箱を一斉に解錠。
指定された机の上に投票用紙を広げる。
その直後、開票立会人が投票箱が空になっていることを目視で確認。
ここから開票開始。
以降、開票所の選挙スタッフが主に目視で各候補者の得票数を集計。

24:00~次の日の5:00
選挙の種類や市町村の規模にもよるが、
大体この時間帯に集計が完了する。

 

…意外でしょうか?

それとも想像したとおりでしょうか?

 

僕は公務員時代、
10回弱ほど選挙スタッフとしてこの作業に従事していたのですが、
まぁ、やってみての感想としては、

 

「効率悪ッ!!!」

 

っていうのが率直な感想です。

 

特に開票にかける手間と時間とコストがとても大きい。

 

現代の技術をもってすれば、
それこそインターネットでの投票も可能でしょう。

 

個人認証はIDとパスワードを配布すれば十分実現できますし、
そうすれば投票する側もいちいち投票所まで足を運ぶ手間と時間を省けます。

 

さらに手で候補者名等を記入することで生じていた誤記入(これが意外と多い。)
が無くなることで無効になる票も減り、より民意を反映できますし、
開票開始から結果発表までの時間も大幅に短縮できるでしょう。

 

まぁ、現代においてもそれが実現されないのは、
インターネットの活用が高齢者にまで完全に浸透していないというのが
その主な理由なのでしょうけども、
段階的にでもいいから、こういった効率化は進んでいってほしいと思います。

 

現代はインターネットの発達によって
20年程前には想像もできなかった程に便利な世の中になっています。

 

しかし、技術がいくら進歩しても
それを活用する人間の発想がそれに追いつかなければ
現実にその技術の恩恵を受けることはできません。

 

いかに普段の見慣れた業務の中に効率化の可能性を見出せるか、
そんな視点を大事にしていきたいですね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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