こんにちは、もんふじです。
気になるニュースがあったので、今回はそれについてお話ししようと思います。
記事全文:「PCを使えない学生が急増」の問題点
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1608/04/news084.html
記事を要約すると、
最近の若者は、PCの使い方を知らない割合が増えている。
原因は、生活に必要な連絡や情報収集はスマートフォンで事足りてしまうことにある。
また、政府の調査によると、海外先進国と日本とを比較すると、
日本の中学生のPC所有率が著しく低い。
…とのこと。
いやぁ~、意外ですね!
「デジタルネイティブ」という言葉があるように、最近の若者(10代~20代)は、
PCなんて当たり前のように使いこなせているのかと思っていました。
ちなみに、デジタルネイティブとは、
生まれた時、または物心がつく頃にはインターネットやパソコンなどが
普及していた環境で育った世代のことを指します。
で、僕はこのニュースを読んである強い危機感を覚えました。
このニュースによると、社会人になってからPCの使い方だけでなく、
ワードやエクセルの使い方を覚える人が増えているのだとか。
確かに、一般的に社会人として仕事をする中でワードやエクセルを使いこなすスキルは
必須なので、それを学生のうちに覚えていないことは問題です。
しかし、もっと危機感を覚えるべき点は、
海外先進国と比較して若者におけるPCの普及率が低い点にあると思います。
ご存知のとおり、現代の労働環境は国際化が進んでいます。
当然、日本も例外ではなく、普通に外国人の採用を進めています。
PCを使いこなせる人間を企業が即戦力として優遇するのならば、
PCを使いこなせない日本人よりも、使いこなせる外国人を採用する企業が増えるでしょう。
これでは、サラリーマンとして働くにしても、独立起業して働くにしても、
日本人の国際的な競争力が低下してしまうことは確実です。
さらに、もっともっと大きな問題点があります。
あなたは「シンギュラリティ」という言葉をご存知でしょうか?
シンギュラリティ(技術的特異点)とはAI(人工知能)が人間の知能を上回るという
仮説に立った話で、その時が来るタイミングは諸説ありますが、
提唱者の1人であるレイ・カーツワイルによれば2045年であると言われています。
つまり、外国人どころか、
人間ですらないコンピュータにまで支配される可能性があるということです。
仕事を奪われるだけならまだいいです。
コンピュータの発展によって、
人間は今より働かなくても豊かな生活を送ることができるという未来予測もありますから。
問題なのは、生活レベルで支配される可能性があるということです。
コンピュータの仕組み等を知らない、
制御できない人間が、コンピュータの制御する世界で生活をする。
これって恐ろしいことだと思いませんか?
仕組みを知らない人が仕組みを知っている、
または支配している人にいいようにコントロールされるのは現在でも既にあることです。
ということは、コンピュータの考え方ひとつで人間が振り回される可能性だってあるわけです。
本当の意味で支配されるのを事前に防ぐためにも、
コンピュータの仕組みや扱い方については知っている必要があります。
ワードやエクセルの使い方が分からない、とか言っている場合じゃないです。
なお、一部の先進的な考えを持った学校では、
プログラミングをはじめとしたIT教育に力を入れているところもあるようです。
また、教育熱心な家庭では、
ITについて教えてくれる教室に子供を通わせるという事例も増えています。
いつの時代も、仕組みを知らない、コントロールできない人は、誰かに支配されてしまいます。
時代の流れを敏感に察知して、吸収すべき知識は吸収していきたいですね。