こんにちは、もんふじです。

今回は、「安定」という言葉について僕の思うところをお話していきます。

あなたは安定と聞くとどういう印象を受けるでしょうか?

少なくとも日本では、安定という言葉が嫌い、という人は少数派ではないかと思います。

安定は、安心につながります。

以前、「自由な人生は実現できるか?」でお話しした「自由の種類」で言えば、
精神的自由につながる要素です。

当然のことながら、ほとんどの人は安定した生活を求めます。

しかし、安定した生活を求めてすることといえば、より良い企業に就職すること、
というのがほとんどのパターンです。

 

僕はここにかなり疑問を感じています。

 

かつて僕は、究極に安定していると(一般的には)言われている公務員でした。

でも、退職しました。

 

なぜか?

 

理由はいくつかありましたが、
安定しているとは到底思えなかったという点がそのひとつです。

なぜ、公務員は安定していると言えないのか?

安定とは、安心、ひいては精神的自由につながる要素であると先ほどお話ししました。

精神的自由とは、ストレスや社会的な義務から解放された状態であること、です。

この点から公務員という職業を見ていきます。

 

まず、公務員が安定していると言われる最大の理由、
それは「クビにならない」ということです。

クビになることなく定年退職まで働くことが保障されている。

確かに、これだけなら安定といえるかもしれませんね。

でも、クビにならないのは自分だけではありません。

通常の民間企業であればクビになって当然という人もクビになりません。

そんな人と一緒に仕事をするとどうなるか?

ご想像通り、まず間違いなく大迷惑を被ります。

仕事のクオリティが落ちるだけでなく、チーム全体で連携すべきものも満足にできず、

士気も下がります。

結果、悩む必要のないところで悩むはめになります。

つまり実際には、
クビにならないメリットよりもクビにできないデメリットの方が大きいのです。

 

次に、公務員が安定していると言われる理由その2、

それは「減給がない」ということです。

 

これは、以前「それは我慢しなくていい!」でお話しした通り、

減給という制度が適用されるのが稀であるというだけで、
事実上の減給(俸給表の改訂)は頻繁にあります。

つまり、公務員でも、減給はあると言えます。

 

結局、公務員が安定と言われる理由については、
デメリットや誤解があり、その実態は安定とは程遠いということが言えます。

給料をもらう立場である限り、安定はない?

公務員に限らず、一般的に給料をもらう立場の人は、安定とは程遠い立場にあると言えます。

給料をもらう人、つまりサラリーマンは、自分の時間と労力をお金に変えています。

もし、大きなケガでもしたら、働くことはできなくなり、職を失う可能性は高いです。

場合によっては障害年金等で生活はできるかもしれませんが、
国の制度に大きく依存する形になります。

公的年金と同じく、こういった制度もいつ崩壊するかわかりません。

 

 

給料をもらう立場である以上、
こういった不安からは逃れられず、安定は手に入りません。

では、どうしたら安定は手に入るのか?

それについては次回でお話ししたいと思います。